IFPEX 2014に行ってきました

第24回フルードパワー国際見本市に行ってきました。

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3年に1度開催されている、日本で唯一のフルードパワー(油圧・空気圧・水圧)の専門見本市です。

弊社では駆動源として、主に空気圧、油圧、電気を用い機械を動かすシステムを使用しています。

このような展示会に足を運ぶことにより、よりよい生産設備のご提案とお客様の要求に応えられる最新の技術を取り入れられるように情報収集しております。

一部を紹介したいと思います。

 

  • 省エネ

昨今、この分野でも省エネ化、コンパクト化が課題の一つに挙げられております。

空気圧分野では、シリンダ中間ボア径を新たにラインナップ発表していました。

また、エア消費量に適した配管方法、必要とする出力に合わせたアクチュエータを使うことにより、最大約50%の省エネが出来るということです。

油圧分野では、トップランナーモータを採用したオイルポンプやサーボモータ技術を使って省エネをはかるポンプがありました。

 

  • ADS(Aqua Drive System:新水圧システム技術)

筆者は、水グリコールを作動流体に用いたシステムは知っておりました。但しこの技術は、単なる油圧の置換えであり、油圧のシステムをそのまま用いていました。(油流体の場合、火災時に漏れると延焼の恐れがある場所のため)
このADSは、油圧、空圧、電動の分野の単なる置き換えではなく、流体に水、{この場合清水(通常水道水、いわゆる真水)}を用いることで、油であると漏れて雰囲気が汚染されては困る場所、(食品関係、クリーンルーム、海中など)での使用を考えている。
また、低圧領域(この場合、水道水圧)での駆動を考え、駐車場の防水壁駆動、入浴介助リフトを初めとした、介護福祉・住宅設備分野へのアプローチに感心されられました。

究極は、海水をそのまま使って海底作業の動力に水圧技術が使用出来ればとのお話もありました。(近い将来実現しそうですね)

色々詳しく説明をしていただいた水圧部会の方、ありがとうございました。

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